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設立

加速器とは

加速器とは、電子や陽子のような素粒子やヘリウムからウランに至る様々な原子核を、高速に加速する装置です。加速器は、もともと素粒子や原子核など、物質の極微の世界を調べる装置ですが、本研究センターは、産業等に結びつく応用研究を進めています。加速器の種類は、加速する粒子やエネルギーによって、いろいろなタイプがありますが、ここでは本研究センターに設置されている、イオン加速器に焦点を当てて解説します。

イオン加速器には以下の種類があります。

  • ○ 静電型加速器
    • ・コッククロフト
    • ・ヴァンデグラフ
    • ・タンデム
  • ○ シンクロトロン
  • ○ サイクロトロン
  • ○ リニアック(線形型加速器)

多目的シンクロトロン・タンデム加速器 W-MAST

W-MAST

 

本研究センターはタンデム加速器シンクロトロンを設置しています。これらは、水素やヘリウム、炭素の荷電粒子(イオン)を高速に加速することができ、工業、農林水産および医学などさまざまな分野での研究開発を行っています。

多目的シンクロトロン・タンデム加速器 W-MAST

シンクロトロン

陽子を最高で2億ボルト(200Mev)、光の速度の約60%、およそ秒速18万Kmまで加速することができます。これは1秒間に地球を4周する速度です。

シンクロトロン

タンデム加速器

最大500万ボルトという高電圧により最高で光の速度の約14%、およそ秒速4万Kmまで加速されますこれは1秒間に地球を1周する速度です。

タンデム加速器

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