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中期事業計画

地域イノベーション創出総合支援事業【地域ニーズ即応型】

電子線グラフト重合技術を用いた金属イオン吸着材の開発(平成21年度)

参画機関

  • 株式会社ミツヤ(福井市)

  • 国立大学法人福井大学

  • なし
研究目的

 立体構造繊維と電子線グラフト重合技術を活用して、ポリエステル繊維の染色・加工で溶融する高濃度のアンチモン化合物を効果的に処理する、安価な高性能アンチモン吸着材を開発する。

成果概要
  1. ① グラフト率(金属吸着性能)と外気温の関係調査のうち、ラボ試験では、低温環境下での電子線照
       射で高グラフト率が得られ、実機試験では、冬季より秋季の方が高グラフト率を示した。
  2. ② テストプラントを用いた連続通水下の吸着能力試験により、実機適用の際に、アンチモン吸着を阻
       害する排水中の妨害物質を予め除去する必要性を確認した。
  3. ③ 低コストのための立体構造体補強率の検討では、補強率を下げた場合でも、電子線照射、グラフト
       重合加工、排水の通水実験とも強度上の問題はなく、製造コストの低減が可能であることを確認し
       た。

 

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