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中期事業計画

若狭湾海洋環境モニタリング研究

概要

若狭湾の海洋環境の連続計測と陸域から湾内への流入物質の拡散・移行状況を予測する若狭湾海洋環境モニタリングシステムの構築のため、沿岸地域で河川・海底堆積物中の安定元素・放射性元素分布状況の調査、放射性物質の中長期的な移行、堆積状況の推定モデルを開発します。

これまでの取組

若狭湾の詳細な元素分布図の作成と、陸域起源物質の堆積・移動状況の推定のため、若狭湾地域の河川・海底堆積物中の安定元素・放射性元素の分布状況を調査しました。

今後の取組と期待される成果

若狭湾沿岸部の海域・陸域試料の採取と分析、放射性物質等の分布および堆積速度を解明します。これにより、若狭湾内の海流や拡散現象に伴う放射性物質の長期移動予測モデルの開発が期待されます。

若狭湾海洋環境モニタリング研究(H19~H23)


図-1 海底堆積物

若狭湾の沿岸部には多数の原子力発電所が運転しており、我が国の原子力発電所立地地域として先駆的な役割を果たしてきました。その一方で、万一の事故に備え、地域住民の方々への情報提供や安全確保を図る必要があるとともに、国内有数の好漁場でもある周辺の海洋環境への配慮は重要となります。

そこでエネ研では、万一の事故時に想定される放射性元素の海洋への移動や拡散について評価するために、若狭湾周辺の堆積物に含まれる放射性元素等の調査及び拡散シミュレーションモデルの開発を行ってきました。
元素の分析については、これまでに若狭湾周辺の海域(水深約50~200m)や河川から泥等の堆積物を採取(図-1)して、その中に含まれる安定元素(31元素)や放射性元素(11元素)の濃度を測定し、各元素の濃度分布図(図-2)を作成してきました。また、調査で得られたデータは放射性元素の移動・拡散状況を推定するために開発している、放射性元素の中長期拡散予測モデル(図-3)に組み込むための環境データとして活用しています。


  • 図-2 元素の分布(137Cs:セシウム137)


  • 図-3 中長期拡散予測モデルの予測例

今後の取り組みは、これまで調査できていなかった地域の堆積物について採取・分析を行い、若狭湾全域の現状を示す詳細な元素分布図(5kmメッシュ相当のバックグラウンド図)を完成させることです。また、現地調査で蓄積した環境データをシミュレーションモデルに組み込むことで、より若狭湾に適応した中長期拡散予測モデルの開発が期待されます。

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