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中期事業計画

計画推進の総合的なコーディネート

平成17年3月、福井県は、原子力発電は福井県の重要な産業であり、単に電力を供給するだけにとどまらず、さまざまな原子炉が多く集積している本県の特徴を最大限に生かし、原子力の持つ幅広い技術等の移転による産業の振興を図るとともに、福井県を原子力を中心としたエネルギーの総合的な研究開発拠点とするため、「福井県エネルギー研究開発拠点化計画~地域と原子力の自立的な連携を目指して~」を策定しました。
この計画の中で、財団には新たに「拠点化計画の推進機能」が付与され、財団は、「拠点化計画推進のエンジンとしての役割」も担うことになりました。

拠点化計画は、「安全・安心の確保」、「研究開発機能の強化」、「人材の育成・交流」、「産業の創出・育成」の4本の柱で構成され、それぞれに具体的な取組みが定められ、また毎年策定される推進方針では、取組主体を明確にした具体的な施策が明示されています。

以後財団では、拠点化計画および推進方針に定められた施策の円滑な推進のための総合的なコーディネートを行ってきました。
具体的には「安全・安心の確保」「研究開発機能の強化」「人材の育成・交流」「産業の創出・育成」の4つの柱のもと、国、県、関係自治体、大学・研究機関、電力事業者等が主体となりそれぞれに各種取組みが進められるとともに、そうした取組みがより効果的に進められるよう、関係機関の連携と協力を図ってきました。

さらに、平成19年11月に策定された平成20年度推進方針から、拠点化計画をさらにステージアップするため、「重点施策」が定められました。

平成23年度の重点施策
  • ・国際原子力人材育成センターの設置
  • ・広域の連携大学拠点の形成
  • ・原子力安全研修施設
  • ・レーザー共同研究所
  • ・高速増殖炉(FBR)を中心とした国際的研究開発拠点の形成
  • ・嶺南新エネルギー研究センター
  • ・福井クールアース・次世代エネルギー産業化プロジェクト
  • ・園芸振興拠点化プロジェクトの推進

こうした重点施策の展開に当たっては、実施主体はもとより、これまで以上に財団をはじめ国等関係機関が連携・協力し、より効果的な取組みになるよう、さまざまに検討を加えながら進められています。

今後財団は、前述のとおり「研究開発」「産業支援」の取組みを積極的に進め、産業の振興・地域の活性化に貢献するとともに、拠点化計画に基づく多くの施策が円滑に進み、また、それらの施策が地域の振興や研究開発拠点の形成により効果的なものになるよう関係機関の連携と協力を求めるなど引き続き総合的なコーディネートを行い、拠点化計画推進の中核機関としての役割を果たしていきます。
また、拠点化計画等の施策が年々充実されるとともに、当事業計画期間内に多くの施設が整備されることから、これらの機能を有機的かつ効果的に連携させ地域の活性化により有効につなげていくため、コーディネート機能をより強力に発揮できるよう、拠点化計画推進の組織体制を今後の事業展開に応じて柔軟に見直していきます。

[国際原子力人材育成センターの設置]
「アジアの安全技術・人材育成への貢献」を目指し、原子力先進県の本県を国際的な原子力人材育成の拠点としていくため、国内外の研修生等の受入れ総合窓口となる機関として「国際原子力人材育成センター(仮称)」を設置する。
<スケジュール> ・21年度内 国際原子力人材育成協議会の設立
・23年4月 国際原子力人材育成センターの設置、運用開始
[広域の連携大学拠点の形成]
「もんじゅ」、「ふげん」等の研究施設と人材を活用し、特色ある原子力分野等の教育・研究機能を充実するため、福井大学を中核に関西・中京圏等の大学との広域連携大学拠点を敦賀市に形成する。
<規    模> 約6,800㎡
<スケジュール> 23年度建設完了
[原子力安全研修施設]
国内外の原子力関係の技術者、学生を対象とした人材育成の拠点として、原子力安全研修施設を整備する。
<規    模> 7,500㎡
<特    徴>
  1. ・安全文化や安全技術について机上研修と実習を組み合わせた体系的な研修
・世界最新鋭の機能を有するプラントシミュレータを活用した高度な研修通訳ブースを備え、国際会議にも対応
<スケジュール> 24年度運用開始
[レーザー共同研究所]
県内企業や大学等との共同研究を通じて、関西光科学研究所に蓄積されたレーザー関連技術を産業や医療分野に応用展開を図る。
<研究例> ・原子力分野(配管内の傷をセンサーにより検知し、レーザーにより補修する装置の共同開発)
・医療分野 (内視鏡で観察しながらレーザー治療ができる光ファイバー医療装置の共同研究)
<スケジュール> ・21年9月 アトムプラザ内に開設し研究開始
・24年度目途にプラント技術産学共同開発センターに移転
[高速増殖炉(FBR)を中心とした国際的研究開発拠点の形成]
国内外の研究者が集う高速増殖炉の実用化に向けたプラント運用技術の研究開発拠点を敦賀市に形成し、国際的に特色ある拠点としての地域の発展・活性化に貢献する。
FBRプラント工学研究センター
・ プラント実環境研究施設(仮称)
<規    模> 2,000㎡
<スケジュール> 24年度目途運用開始
・ 新型燃料研究開発施設(仮称)
<スケジュール> 27年度目途運用開始
プラント技術産学共同開発センター(仮称)
<規    模> 3,000㎡
<スケジュール> 24年度目途運用開始
[嶺南新エネルギー研究センター]
新エネルギー分野の研究の推進や普及促進および産学官連携の強化により、研究機能の集積を図る。
<研究内容>
  1. ・バイオエタノール製造プロセスの低コスト化研究
  2. ・高効率タンデム太陽電池の研究
  3. ・有機太陽電池の研究
<スケジュール> ・20年10月 関西電力原子力事業本部(美浜町)内に開所し研究開始
・24年度目途に若狭地域において大規模太陽光発電設備の整備開始
[福井クールアース・次世代エネルギー産業化プロジェクト]
次世代のエネルギーに関する産学官共同研究を推進し、県内に関連産業の集積を図る。
<研究内容>
  1. ・電力貯蔵分野(リチウムイオン電池など)
  2. ・分散型発電分野(燃料電池など)
  3. ・熱交換システム分野(高効率ヒートポンプ空調など)
  4. ・液化燃料製造分野(石油に代わる燃料製造など)
[エコ園芸振興拠点化プロジェクトの推進]
嶺南地域をCO2削減効果の高い高効率のヒートポンプ空調を活用した園芸農業の拠点地域にするとともに、エコ園芸を活用した観光振興など、地域産業の創出・育成につながるプロジェクトを実施し、低炭素化社会の実現を推進していく。
<検討内容>
  1. ・ヒートポンプ園芸農業の栽培研究体制、普及のための指導・支援体制
  2. ・嶺南市町におけるヒートポンプ農業ハウス事業の展開方策
  3. ・エコ園芸を活用した観光振興
<スケジュール> ・23年度 プロジェクト内容の調査検討(エコ・エネルギー・コリドールに反映)
・24年度 プロジェクト事業の開始

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